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S×強気で恋になる

第67章 岡崎と藤間と片瀬と犬(オレ)




完全に寝てしまった純平を
引き離し布団をかける

「純平。・・・ごめんな」


そう言っても、純平は目を開けなかった


「岡崎ー!早くこっちこいよ!昔みてーに飲むぞ」
「・・・わかってるよ。今行く」

そのまま純平から離れて
リビングに行くと
二人は何故か半裸だった

「俺たちもさ、昔と比べてだいぶ偉くなったよな。」
「だな。岡崎さん、この前の話どーすんの?やっぱ断るの?」
「・・・いいや、行くよ。もうここに用はないしな。」

そのままワインを飲み干すと
藤間が口を開けた

「相変わらずクールだねぇ。読めない奴だ。そーゆーの残酷っーの、知ってる?」
「知らねぇな。人生んなもんだろ。俺にも事情があんだ」
「・・・まだ引きずってんの?」
「片瀬。その話はやめろ。」

「俺寝るわ。お前ら泊まってってやれ。その方が純平喜ぶ」

そう言って、岡崎がそのまま家を出てしまった



「片瀬が変なこと言うからだろ。相変わらず空気よめねーな」
「なんも言ってないじゃん!藤間だって、ムービー撮ったりするから!!」
「また俺のせーか!っーか、なんで片瀬はトランクス一枚なんだよ!!下は履いとけよ!!」
「暑いんだもん。・・・・寝る?」
「だな。俺が純平の隣で寝るから、片瀬はソファーだ」
「やだよ!純平、絶対俺の方が好きだし!!キングサイズだから、三人いけるでしょ?!藤間やらしー」
「ばかいうな!真一のおさがりなんてごめんだ。」
「真一、だなんて珍しいね。」

そんなことを言いながら片瀬と布団に潜り込むと
誰かと間違えたのか、純平が俺に手を回してきた


・・・・お前もつくづく不憫だな
神様は残酷だよな



寝よ・・・

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