S×強気で恋になる
第68章 贈り物
「親父。最近和也とこそこそなんの話?」
「・・・隆彦には関係ない。お前はそんなことより、ちゃんとコレクションの整理しなさい。何人いるんだ、お前の男は」
「さぁねぇ。真一がくれるんですよ、俺に不必要な男を。俺は、そんな奴らをリサイクルしてやってるだけなのに、怒られるのはいつも俺だな」
「そんなことを言ってるんじゃない。いいから、寝なさい。」
チッ・・・・
つまんねーの
そう思いながら夜中の廊下を歩く
最近和也が変だ
こそこそしてたと思ったら、急に今度は親父に強く出るし。さらに変なのは真一だ。
あいつが2週間近く家にいた
ペットはいなかったのに
なんか気にくわねぇーな
悠二も俺から離れてすっかり隼人隼人って
なんでも片瀬隼人は真一の同僚だっていうじゃねぇか
本当に気に食わない
なんでも俺のもん、俺の場所
持って行きやがって
雅史だけか、俺になつくのは
そう思いながら、ドアを開ける
そこには縛られて失禁している安藤の姿があった
「直人。ダメな子だな。俺のこと待てなかった?」
「っ、・・・たすけ、・・・て・・」
「奴隷だろ。大丈夫。飽きたら、他のコレクションのように俺の見えない所で育ててやる。捨てられたくなかったら、俺に可愛くしてろ」
真一・・・・・
お前はどーなんだ
お前は俺と同じ
冷たい血が流れてるんだ
俊哉と桜田家の取引に金を親父から動かすことで
俺はお前に借りを作った
その代償にくれたのが、こいつだ
酷いやつだな
そう思いながら、直人の顎を持ち上げ
そのまま蹴飛ばす
真一・・・・
俺はお前をこーしたい
「ひぃ・・・たかひ、こさん・・好き・・もっと・・して・・」
「・・・・・・・お前は優しいな。わかってる。俺にはお前がいるな。お前は俺を裏切らない。そーだろ?」
「・・うん・・・たかひ、こ、すき・・・!!」
とりあえず、和也をマークだな
たまには真一。お前が
全てを捨てて全てを失えよ