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S×強気で恋になる

第68章 贈り物

やべ、寝過ごした!!!
飛び起きて慌てて隣を見る


・・・くま


だけか?


ベッドから降りて、リビングにいきテーブルを見るとメモが残されていた


ー仕事行ってくる。鍵ねぇしロック番号も知らねーから帰りは開けてくれ。 純



・・・・・誰が外出許可したよ。あ?クソ野郎。
せっかくいい小屋を作ったのに


はぁっとため息をつきながら
ブラインドの隙間から岡崎コーポを見る


遊びに行こうかな、午前中どーせ暇だし


浮気してたりして・・・
ありえるな


優しくされたらすぐついてくからな



「おい。くま。お前なんか聞いてねーか?」



そうぬいぐるみに聞いても答えるわけなく
俺は一番高いスーツを着て
純平の好きなダテメガネをかけて
髪型を変えた

完璧だ・・・
なかなか似合う


日増しに親父に似てきたか?


まあいい。

今は純平だ。俺があいつを支配してんのに、なんであんなに自由なんだ、あいつは!

そう思いながら
医者じゃなくてサラリーマンになりきって俺は家を出た


ちょっとでも他の男と喋ってたら
拷問してやる


いや、なにもなくてもお仕置きだ
主人に黙って外出はいただけないな


そう心に決めて、家を後にした






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