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S×強気で恋になる

第23章 テキーラ 夏目と部長の奇襲

「部長ー!こいつ反抗してきます。どーしますか?」
俺の肩を離し、枝豆を食べながら部長に聞く。

「困った子だねー、横山君は。どーしてやろーかなねー。ま、とりあえず呑みなさい。・・・呑めよ。」

パッ・・パワハラだ!!
セクハラ通り越して、このジジィーっ

「しょーがねーなー」
ゴクゴクっと、夏目がテキーラを口に含む。
「いや、お前そんな量呑んだらやべーって!!呑んでくれって言ったけど、そこまでしなくても・・・ってえ!は?」
ギュっと肩を掴まれ口が迫ってくる。
俺は首を横に振る
「や・・めろ・・ってば!!なっ!!!」

後ろにきた部長に顔を固定され、鼻をつままれる。

こいつら、本当にっーーー
誰か助けてっ
息がっ・・・

口を開いたその瞬間
「んっ、んっ、んんんんっく、ゴクッ・・コクッ・・」

熱っ・・・喉がやける・・・
くっそやろー共が・・・
熱いって

ぜんぶ口に放ち、半分は純平の口に入り、半分は純平の顔を汚していた

「・・・っ夏目!お前俺にだけ呑まして、お前のは一滴も呑まねーのかよ!!」
「こんなの呑んだら、純平が乱れてくとこ見そびれちゃうからさー」
「部長・・・手を話してください。俺呑んだんで、もう満足でしょ!」

いつまで俺の顔持ってんだ、このジジィは
殴りてー

「うーん、なんかこの態勢いいね。下半身は夏目君。上半身は俺。このままご飯食べさしてやるよ。」

な!ふざけんな!!

「おい、夏目!足どけろ!」
「えー。もーめんどくせーしいいじゃん、このままで。っーかお前全然酔わねーな。」
「気ぃ張ってんだよ!この状況で酔えるか!!」

ふーん、と夏目が俺の下半身をまさぐり出す。

「ちょっとちょっと待て!ここお店だぞ!」
「ちょっと触れただけで大袈裟な。ところで部長。部長も突っ込みたい派ですか?」

俺の下半身をまさぐりながら、俺を無視して部長と話し出す。

「俺はもう歳だしなー、俺は突っ込みたいが、下のお口じゃなくて興味あんのは上のお口だ。お前掘りたいのか?」
カランッと、氷の音がする。
部長がグラスをとると、氷がとけて汗かいた水滴が部長に膝枕する形となっている俺の顔にかかる。

「冷たっ。・・・ちょ、ほんとにどいてください。2人とも!!!」

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