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S×強気で恋になる

第69章 期待させんなよ


真っ暗な部屋を歩く

慌てて適当に着ていった服をそのへんに脱いで置いて、寝室へ入る

サイドテーブルに置いてあるライトをつけると
純平は小さく寝息をたてながら寝ていた

まつげ濡れてる・・・

また夢にうなされて泣いたのか


そう思いながら、掛け布団をめくり
隣に滑り込もうとすると俺は笑いそうになった

なんで笑いそうになったか、というと
くまちゃんから離れたところで仰向けに寝ていた純平を見て横は空いてると思ったのに、布団をめくると腕が真っ直ぐくまちゃんに伸びていて、足をぎゅっと掴んでいたからだった


大人の男がぬいぐるみなんて
気持ちわりーんだよ!

って言ってたくせに

どーせだったら抱きしめて寝てろよ
ツンデレだなぁ


そう苦笑しながら、隣に座ると
ベットが沈み
そのまま仰向けだった純平が
ゴロンとこっちを向いてくまちゃんから手を離し
俺の寝巻きのスウェットを握った


っ・・・ちくしょう・・・・・

今の可愛すぎるだろ


くまちゃん、俺の代わりだった?
俺がきたから俺を握った?


期待させやがって


小悪魔だな、ほんと


「・・・・・純平、えっちなこと・・・するぞ」
「・・・・・・・」


寝起きにエロいことされてても
気持ち良くしてやるから
あばれんなよ?


そう思いながら、無防備な純平に
またがった

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