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S×強気で恋になる

第70章 出張大波乱!

なんか寝て起きてから雰囲気悪くねーか?

和也が珍しくピリピリしてる


そう思いながら、新幹線に乗り込む

七瀬と会うのは、あのセクハラ以来だったけど思ったよりピシッとしていて、いかにもサラリーマンの出張って感じだった。

俺には絡んでくるけどそれはカモフラージュで、俺的に和也が気になってるのか?って態度に見えた

2人がけのシートに乗ってお茶を飲み、窓から外を見ていたら肩に重さを感じる


なんだ、と思ってグルっと首を回すと和也が寝たのか頭を俺にのせていたからだった



うわ・・・・・
珍しい・・っーか、レアじゃね?!



もしかして、これって俺がなんか頼られてねーか!?



なんか嬉しい!
なんかなんか!!



和也が起きないように、極力肩の高さを変えないようにしなきゃ。

いろんなことを考えてると、和也がふっと起き
わりっと詫びて頭を離した


えー!!!!!
起きた?!

もう終わり?!


なんかわかんないけど、しょぼーん


真一はあんまりこーゆーことしてくれねーし
結構嬉しかったんだけどな

そう思っていると
和也が俺の顔を覗き込む

「・・・わり・・・・・・。朝早かったからねみー・・。着いたら起きるから、お前も寝ろ、な?」
「うん。・・・肩いいよ?かしてあげる」

そう言う純平を見たあと、横の席を見ると
気にしすぎか七瀬と藤間に睨まれてる気がする

っ、なんだよ

みんな純平が好きなのか?



「和也?寝てていいぞ?俺起こしてあげるし・・・」
「頼ってくれ!!!って顔だな。・・・・・じゃー肩かして。おやすみ」
「高さへーき?・・・おやすみ」


そう言ってるうちにも和也は寝てしまっていた

疲れてんだな



仕事頑張らなきゃだ




そう思いながら、ちらっと廊下越しの席をみると
七瀬と藤間は何か話をしていた

なんか雰囲気悪そー・・・


俺も寝るかな



そう思って再び目を閉じた

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