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SM専用のラブホっていくつあんだよ！！
っ、時間かかっちまった


やっと和也のいるホテルを見つけ
なんとか入れてもらい
俺は狭い廊下を走っていた

っ、汚ぇラブホだな


802・・ここか


ドンっとドアを叩くが物音一つせず
ガチャッとドアノブを回すと扉は難なく開いた


・・・和也？




真っ赤に塗られた壁
天井には金具がたくさんついていて
縛るためか、あるいは吊り下げるためか
いくつもの枷が垂れ下がっていた

所々にスポットライトがあり、目がいつまでも慣れない中で奥にベットを見つける


か・・・和也！！！


血の気が引くのを感じながら
駆け寄ると七瀬と目が合う

「っ、なんで藤間がここに！！！！」
「お前誰に触ってんだ！！！！！離れろ、和也から今すぐ離れろ！！！」

そう言って駆け寄るのに、七瀬がニヤッと笑って
組み敷いていた和也に挿入しようとする

「・・・いや。そこで見てろ」

っ、この野郎ー！！！！

グッと七瀬が自身をねじ込もうとしたとき
目を閉じていた和也の足が上がった

「！！！！っ、ぐ・・・！！！いってーな！！！てめーまだ！！！！」

蹴り倒したのに再び和也にまたがる七瀬を、今度は俺がぶん殴る

倒れた七瀬を引きずり
何か怒鳴っているが
そのまま扉の外に出して鍵を閉める

ガチャッと閉めて振り返ると
和也は全裸で目を閉じていた

背中には、鞭打ちされたのか
肌に内出血と血が滲んだ跡が残り
白い肌が赤くなっていた