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S×強気で恋になる

第70章 出張大波乱!

そのまま抱きしめると、驚いた顔をされる

「挿れたかったけど、やめとく。和也に嫌われたくねーし。・・・薬収まったんだろ?寝てろ。」
「っ、・・・・・」

そのまま寝てくれると思ってたのに
後始末の準備しに行って帰ってきたら
和也はベットに座っていた

「どんな薬だった?頭痛いとかない?体変な感じしない?和也?寝れねーの?」
「・・・・大丈夫だから、・・・騒ぎにも大事にもすんな・・・・・。七瀬も結果、俺を鞭打ちしただけだし・・・頼むから・・・忘れて、・・」

会社のため、か
寛大で器が大きくて
だから和也の下に人が集まる

俺のはらわたは、こんなに煮えくり返ってるつーのに
言わないで、か

「じゃあ、俺とエッチしてたってことにしてもいい?それなら岡崎に黙っててやる」
「・・・真ちゃん結局来てんのか。・・・いいよ、犬に噛まれたってことで」
「おいおい、俺が犬ー?!」
「っ、当たり前だろ。仮にも友人の兄貴だぞ?和也、和也って馴れ馴れしく呼ぶなって」
「友人の恋人の純平は、和也って呼んでるのに?」

そう言って、あからさまに
ほっぺを膨らます藤間を見る

ドキッ・・・



・・・ドキッ!?


ないないない、絶対ない
あり得ない


そう思いながらも、ふらふら立ち上がると
すかさず藤間が俺を支える

「俺が和也を骨抜きにしたみてーだな。」
「・・・・・藤間。ほんとに、・・・ありが・・ん、・・・んっ、・・ふ・・ん・・・はぁ・・」
「それでチャラな。・・・体重かけていいから。あんまり俺に気を遣うと抱き上げるぞ」

すげー強引にそんなことをいわれる

極限状態だったからそう感じたのか
藤間だから感じたのか
それはわからないけど

しょっていた重たい荷物が軽くなった気がして
居心地がいい気がして

俺は結局そのまま全身を藤間に預けていた


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