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S×強気で恋になる

第70章 出張大波乱!


いつもよりよく眠れてる気がする

眩しい光が差し込み
頭がだんだんと起きてきていた

んー・・・・

あったけぇー・・・・・


そう思って布団を引きよせ、うずめていた物の上・・・和也の腕に頭をのせる

んー・・・・ん?・・・シーツじゃない?


はっとしてガバッと起きると
俺の方に近づいてきてたのか
めちゃくちゃ怖い顔をした真一と目があった

「わ!!え!?は!?か、和也?・・・え?」
「・・・・・寝ぼけてんじゃねーぞ。誰が和也と寝ていいって言った?!あ?正座しろ!!」
「!!ひゃ、ごめん、なさ、・・・」






怒鳴り声が聞こえて、小さく目を開ける
眩しい光の中で純平が正座してるのが見えた

また寝ぼけてんのか?
寝ぼけて正座って・・まだ明け方だろー
寝ろよ・・・

そう思って、寝返りをうつついでに
純平の背中を引っ張った

「だいたい、純平はさ酔っ払いすぎなんだよ!返事!!」
「・・っあ、はい、ごめんな・・・さ、うわ、っ、ちょ!!」

寝起きの純平に正座させて
くどくど説教していたら
突然純平が斜め後ろに横から倒れる

そしてこてんと横になった瞬間、
和也の腕が純平を包み布団をかけた

「わ、か、和也!!俺もう起きてるからっ、やばいって、・・・和也!!起きて!!!」

ひゃあああ、なにこの状況
和也寝ぼけてるし
俺怒られてる途中だったのに
和也に・・・その・・抱きしめられてるわけだし

やばいって!!

力じゃ重くてどけれずに
あたふたしていたら
真一がゆっくり近づいてきた

「・・・悪いのはどっちだ。お前か?和也か?」
「!!!か、・・・和也?」
「へー・・・和也が悪いんだ。寝ぼけてる和也を売るんだ、純平って」
「っ、だって・・・!!お、俺が悪い・・のか?!」
「お前が悪い。お仕置きだな。」

えー


そりゃないよ


思わず、またか、とため息が出そうなほど
お仕置きってワードに慣れていた

もー・・・・俺はいつになったら

100点もらえるんだよ

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