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こいつアルコール臭がすげーな
それに涙出てる・・・

純平はよっぽど苦しかったのかむせかえり、咳を繰り返す。そして俺と目が合うと
「・・・真一っー。なんでー、ここにー。怖い・・・・帰ろー、お願い・・・かえろー」

こいつ、酔っ払ってっからあれこれされても分かってねーんだ。
こんなに呑ませやがって！！！
腕だってまだ折れて一ヶ月もたってないんだぞ！！

「帰りたいって！ほら、純平の意志だ。こいつは連れて帰る。部長さん？かな？二度とこいつに手ェ出すな！！！こいつは・・・俺のもんだ。」

夏目が何か叫ぶ声がする

俺は気にもとめず、純平をお姫様抱っこして車の後部座席へ乗せ走り出した。