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S×強気で恋になる

第24章 シラフ

「っ・・・頭いてーっ!!!っ・・・。あー。。。って、おい。離れろ、岡崎。」
俺は返す言葉を失う。
「・・・・。可愛くねーな。」
「当たり前だろ。可愛さなんていらねー。女じゃねーのに。っーか、会社だー。」

「お前さ、昨日のこと覚えてねーの?シャツ・・・めくってみろ。」
俺はベッドから体を起こす。

「はぁ?・・・ってなんだこれ!!!!てめっ、ふざけんなよ!!!っぐ!!」

ダンっと首を締める勢いで、純平の体を押し倒す。

「お前昨日誰と呑み行ったか思い出せ。わからんとは言わせんぞ。」
ギリッと喉に力をこめる。

「ちょ、っ苦しって・・・やめろって!」

は、こいつなんでこんなに怒ってんだよ!!!
昨日?昨日だろ・・・。
あ、あいつらだ。

断片的に記憶が呼び起こされる。

夏目と部長にテキーラばっか呑まされて・・・
口移しされたまではなんとなく覚えてるな・・・
で、そうだ
なんか舐められたかも・・・
んで、こいつ来て・・・

あとは思い出せねー

「っぐ・・・手ェ離せっ・・・お前じゃないことっ・・思い出したからっ・・わりぃ・・」
「謝るくらいなら最初からやんな。お前、俺のものだろ。簡単に跡なんかつけさすな。次こんな真似したら、お前首輪つけて監禁するからな。覚えとけ。」
そう言って、ぐっ力を込められる。

ぐっ、苦しっ、ちょ、まじで死ぬ

「っは・・ごほっ・・がはっ・・はぁっはぁっ殺す気か!!!」
「・・・かもな。・・・支度しろ。部長と夏目に、気をつけろよ。」

「うるせーな!わかってるよ!!!」

俺はノロノロと着替え出す。
と、ベッドにもたれかかっていた岡崎の携帯から俺の声が流れてくる。

「何見てんだよ!!!・・・・なっ!!!」
俺はその携帯に駆け寄り、愕然とした。

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