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S×強気で恋になる

第24章 シラフ


「真一、話聞いてるー?俺のこと好きー?」
「なぁなぁ、あのやつがさー・・・」
「真一の匂い安心するーっ。」


・・・・!!!!!!!

「消せ!!それは俺じゃねぇ!!!今すぐ消せ!」
岡崎は爆笑している。
「やだよ。お前、こんなんだぞ。恥ずかしーやつだ。俺のこと好きー?だって。おい、言ってみろ。」

信じらんねーーー
なんか吐きそう。

「言えるか!!!おまえのこと嫌いだってんだろ。ふざけやがって。」
「ふざけてんのはどっちだよ。さーて、俺も起きるかね。」

岡崎はキッチンへ向かう。

1人残された部屋で、俺は羞恥で震えていた。
あんなんだったのか?
やべぇ、ぜんぜん覚えてねぇ。
っーか、あんなこと言ってたとか

死にてぇ。

じゃあ、夏目とか部長とかの前でも!?

もー会社行けねーよ。

ほんとやだ。

禁酒・・・禁酒だ!!!!
もー、酒は絶対飲まない。

まじで、心折れた。

「おい!純平!いつまで着替えてんだ。飯出来たぞ!!」
「うるせーな、わかってるよ!!!」

消去してもらわなきゃ、
俺、あれは二度と見たくねぇ。

俺は支度を終え、重い足取りで会社へ向かった。

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