S×強気で恋になる
第71章 悠二の誕生会に猫耳3匹、狂犬2匹
「おい、起きろって。床で寝るな、汚ねぇ。・・・横山純平さーん!!」
「・・・・・はーい・・・んー・・」
いつもみたいに
ニコニコしながら手を上げて返事をする
純平を見て俺は立ち上がった
「純平無理だ。先乾杯してろ、こいつ運んでくる」
「えー!純平が一番腰つきが猫っぽくて可愛いのに。起きてよー!」
「お前が純平に酒飲ませたからだろ。おい、悠二!こいつな」
純平と二人で飲んで浮気してたぞって
言おうとしたら、慌てて片瀬がこっちに来る
「わー!!!!も、岡崎さん、分かったから、ね、ごめんごめん」
「うるせーよ。俺のワインも残しとけよ?純平立てるか?」
「・・・やーだー・・・まだ飲むー・・」
「はいはい。あっちで飲もうなー。・・・・乾杯してろ」
そう言って立ち上がると
片瀬が寝室の扉を開けてくれ
俺はやだやだ言いつつも目を開けない純平を抱き上げたまま、部屋に入った
「おい、真一。純平寝たら早くこっちこいよー!なぁ、隼人!!!酒がねぇぞー」
「はーい、すぐ行く!・・・岡崎さんも、早くこっちね?」
「はいはい。わかってるけど、絶対こいつ寝ないから手こずるな。お前もうあっち行ってろ」
純平に布団をかけながらそう言うと
片瀬は軽く頷いて部屋を後にする
と、純平はもう眠くないのか
起き上がろうとしていた
「眠くないー・・・俺も・・飲むー・・・おねがいにゃー・・」
そんな純平をよしよししながら
俺もいつもは絶対笑わねーけど
ガキ相手にしてると思ってニコニコしてやった
「んー?可愛いな、お前。ちょっと目閉じようなー」
「・・・えー・・・しんいちー・・・あはは」
「何笑ってんだよ。純平抱きしめてやるから、もうちょっとこっちきて」
そう言うと、ちょっとこっちにくる純平が愛しくて可愛くて俺は、ぎゅーって抱きしめていた