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S×強気で恋になる

第72章 榊原純平

「っ、そーじゃねーって分かってるくせに、なんでそんなこと言うんだよ!!!マダムのところなんか行くか!!っーかMじゃねーんだよ!!」
「・・・・・そうか。じゃあ、自分がMだって教えてやるよ」

あれ?
なんか俺・・・こいつのこと逆撫でしてねぇか?!

そう思ったときにはもう遅くて
俺はズルズルと真一に引っ張られて
寝室に押し込まれていた

「昨日の・・・朝あんなに、した、だろ?!ちょ、っと休憩させろよ!!!」
「大っ嫌いってなぁ?言ったよな、俺様に」
「ひぃっ!!!ごめん、なさ、・・・怖いから、・・・・っーか、時間!!お前外来始まるぞ!!!」

そう言って、目覚まし時計を指差すと
真一がのしかかっていた俺から離れる


「・・・・・夜が楽しみだな?」
「っ、バカ野郎ー・・・!!ヤるなら、普通に、な?!痛いのやだから」
「ワガママ。痛いんじゃなくて気持ちいいんだろ?・・・朝飯、マフィンが冷凍してあるから。なんかあったら内線。」

そう言いながら、真一が俺から離れて
準備をして慌ただしく仕事場に行こうとする


俺はそんな様子をベットから目で追っていた

ら、真一がボケーっとしていた
俺の唇を舐めた

「退屈そうにするなよ、可愛いな。おたふく治ったらお前も会社いけるから。いい子にしてろよ?」
「ば!!!・・・るせーよ・・・」

そう言いつつ、一人残されただだっ広い部屋に俺はため息をついた


昔は一人が良かったのに
一人っきりに慣れてたのに


最近ずっとあいつがそばにいるから


寂しがり屋になったのかなぁ・・・
なんか


一人っきりだと
つまんない





そう思いながら、真一に言われた朝飯を食べるのが億劫でそのままベットの中に入る


無意識にくまちゃんを抱き寄せたあたりで
俺の携帯が鳴った

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