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S×強気で恋になる

第72章 榊原純平

突然看護師にイケメンが
と言われて何のことかと思ったら

急にふらふらとスウェットのまま
降りてきたのか、純平が待合室に座っていた


俺は純平を呼んで患者から見えない
診察室の奥に座らせると

小さな声でごめん、って呟いた

「いや、大丈夫だけど。夢か?」
「目が覚めても、夢じゃないかと思った・・・」
「そこ座ってろ。もうすぐ午前の受付終わるから。ちょっと、吉田さん彼にあったかいの入れてあげて」

そう言って純平の頭を
軽くポンポンしてから俺は処置室に行く


なんだ?
純平がごめん?って、なんだろ・・・・

嫌な予感がするな



正夢にならなきゃいいけど



そういえば、DNA鑑定まだかな

早く親父が誰かハッキリさせねーと



純平とどうしたら
もっと深く繋がれるのか

どうしたらあいつは
もっと心を開いてくれるのか

どうしたらいいのか


そればっかり考えていた

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