S×強気で恋になる
第72章 榊原純平
ーうんうん、わかったって。今度のお休みな。約束だな。学校頑張れよ。ちょ、もう切るぞ
珍しく朝から電話をしている
純平を睨む
「浮気?」
「なわけねーだろ!!女か!!」
「女役はお前だろ。朝から電話?誰と?何のよう?約束?」
そう言ってグイグイ近づいてきて
ベットに座っていた俺はほとんど
押し倒されていた
「ちょ、ちょっとタンマ!!!待って、近い!!」
「近いとダメなわけ?理由は?なんで?」
「っ、なんでって・・・真一、質問攻めやめろ、・・怖いから!!」
息がかかるくらい顔を近づけて
ニコリともしない真一は
その綺麗な顔とドス黒いオーラは
俺にノーと言わせない魔法みたいだった
「ひゃ・・・冷たっ・・・!!や、めろって!!!」
「なんで?」
「・・・っ、なんで、も、!!・・っ、朝だろ、まだ!それに、電話は慎吾だし・・・浮気じゃない!!!」
「だから?」
「っー、・・・痛いって!!!!」
「耳元で喚くなよ。ムードねぇなあ。」
痛いくらい乳首を摘ままれて
耳の中を舐められる
神経がバカになったみたいに
そこばっかり熱くなって
頭がだんだん触れられているところしか
考えられなくなっていた