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S×強気で恋になる

第24章 シラフ

ドンっと肩をわざとぶつけて、引き戸をあける
と途端に左腕をめちゃくちゃに強い力で引っ張られる。
右腕を三角巾で吊るしてるだけに、バランスが崩れやすく耐えれなかった。

「おいっ!!!わっ!!!っくそ!!!」
「いいことしてやるんだから、待てって。」
そのままベッドに押し倒される。

「離せって!!!やめろシャツあけんな!!!!」
「内科医だからな、診察してやる。うわっ・・・・。」

昨日、夏目と部長に付けられた無数の跡が露わになる。

「相当な淫乱らしいな。岡崎に抱かれてるのか?」
「これは、その、ちげーよ!!!っーか馬乗りなんな。降りろよ!」

ギリッーーーーー

俺の乳首付近のキスマークに爪を立てられる

「いてっ!いてぇって!お前こんなこと許されんのかよ!!!」
看護師が戻ってくる。
「よっぽど興奮してるんですか?先生大丈夫ですか?」

なに?どーなってんの?
なんで先生の心配なんだ!!!
普通俺だろ!
っーか、何点滴とかいろいろ持ってきてんの!?

っちょ、どけって!!!
ジタバタと無理矢理に動いてみる

すると、
「先生が怪我したら大変なので、固定します。横山さーん、大丈夫ですよー。」
棒読みで大丈夫と言われ、俺は罪のない看護師によって四肢をベットへバンデージのようなもので括り付けられた。

「先生、あとお願いします。」
「お前頭おかしーって!!おい、どこ行くんだよ!!看護師さん!!!」

俺の訴えは虚しく、扉は閉まった。
片瀬が、ニヤニヤと笑う。
・・・殺されるーっ

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