S×強気で恋になる
第72章 榊原純平
親父は平和主義的だ
俺が親父の愛人・・・純平の生みの親を押し倒して
親父から引き離したから
お袋は守られたんだ
家族がバラバラにならなくてすんだ
だから、純平を・・・悪い虫を引き離せば
会社も家も守れる
全て元に戻らなくていい
真一が再起不能になれば・・・
次の後任は俺だ
コツコツと階段を降りると
安藤が俺を待って言われた通りに立っていた
「待たせたな。行くぞ」
そう言って、モノにつけたピアスから出ている紐を引っ張りながら歩く
どれだけ人を傷つけても
どれだけ物をもらっても
俺の心は満たされなくて
何かに取り憑かれているみたいで
狂気を向ける悪魔がいるみたいで
俺自身、本当はどうしたらいいかわからなかった
ただ、昔みたいになりたくて
俺の後ろを歩く
悠二と雅史
真一のものを取って壊して
半泣きにさせて
真一を庇って和也が俺に怒る
それで親父がいてお袋がいて
・・・・・俺が家族を守る。
そう思いながら、歩いていると
直人が俺の腕を掴んだ
「・・隆彦さ、ん・・・大丈夫?」
「直人は優しいな。俺にはお前だけだよ。ぶっ壊してやるから、ちゃんと歩け」
俺が親父の愛人・・・純平の生みの親を押し倒して
親父から引き離したから
お袋は守られたんだ
家族がバラバラにならなくてすんだ
だから、純平を・・・悪い虫を引き離せば
会社も家も守れる
全て元に戻らなくていい
真一が再起不能になれば・・・
次の後任は俺だ
コツコツと階段を降りると
安藤が俺を待って言われた通りに立っていた
「待たせたな。行くぞ」
そう言って、モノにつけたピアスから出ている紐を引っ張りながら歩く
どれだけ人を傷つけても
どれだけ物をもらっても
俺の心は満たされなくて
何かに取り憑かれているみたいで
狂気を向ける悪魔がいるみたいで
俺自身、本当はどうしたらいいかわからなかった
ただ、昔みたいになりたくて
俺の後ろを歩く
悠二と雅史
真一のものを取って壊して
半泣きにさせて
真一を庇って和也が俺に怒る
それで親父がいてお袋がいて
・・・・・俺が家族を守る。
そう思いながら、歩いていると
直人が俺の腕を掴んだ
「・・隆彦さ、ん・・・大丈夫?」
「直人は優しいな。俺にはお前だけだよ。ぶっ壊してやるから、ちゃんと歩け」