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S×強気で恋になる

第72章 榊原純平



「起きろ。純平、起きろ」

押し殺した声と頬を叩かれる痛みで
目を覚ます

朦朧とする中で、唇を触れられる

寝起きにこうされることが妙に懐かしくて
俺は懐かしいまま口に入れられる錠剤を飲み込む

「いい子だな」

そう聞こえて、頭を撫でられる

けど、また急に睡魔に襲われて
俺はそのまま意識を手放した


ふわりふわりと揺れる中で
すごく懐かしい匂いがした



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