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S×強気で恋になる

第75章 純平×真一



痛みと怠さと眩しさで
目をあける

真一は死んだみたいにぐったりしてて
少し汗ばんでいた

起き上がろうと力を入れるが
腰に力が入らなくて俺は苦笑する

前は頑張って起き上がってたから

まだ立てるんだ、とか
逃げれねーように骨抜きにしてやる、とか

言われて脅されて、ムカついてたけど
なんか起きあがれねーくらい
愛されたって思うと
ちょっと・・・・幸せ・・・・

でもMじゃねーぞ!!!

そう思ってたら
腕枕されていたのか
真一にぎゅっと引き寄せられる

「・・・おはよう。・・・お前腰へーきか?」
「・・・平気。」
「・・・もう一回する?」
「っ、馬鹿!無理だろ!」
「なんで?平気なんだろ?・・・強がっただけ?嘘ついた?俺を騙したわけ?・・・悪い奴だなー」
「・・・お前なにかと理由つけんのうますぎ」

そう言って、ニコッと笑う純平にキスをする

「・・・可愛い・・・・・」
「・・・うるせっ、・・んっ、・・・」

キスをしながら純平のオスの匂いを嗅ぐ
いい匂いでふわふわしてて
俺にとっては魅惑の香りだった

「お前さ、なんかフェロモン出てるよな。いちいちエロい。ずーっと閉じ込めたくなるな」
「はぁ?!そんなん嫌に決まってんだろ」

そう言って、勝気な目でぐっと睨む純平の
上に重なって首筋に顔を埋める

「んー・・・うそうそ・・・もう一眠りする?朝カフェ行くか?」
「・・・・お前朝カフェ好きすぎ」
「アサイーフルーツボール食わなきゃな」
「・・・女か。」
「あ?!んだと?!もういっぺん言ってみやがれ!!!」
「わ!!ちょ、や、いっ!!!」

こしょばしながら
純平の身体を触ると
腰にきたのか、一瞬身体が硬くなって
顔がゆがむ

「・・・・・痛いくせに。無理すんな。朝飯買ってくるから寝てろ。いつものパン?サンドウィッチ?」
「・・・サンドと・・」

そう言いながら迷ってる純平の頭を撫でながら起き上がる

「なんか適当に買ってくる。・・どこも逃げんなよ?」
「逃げねーよ、ばか・・・」

可愛いやつ

そう思いながらチュッとキスをすると
もう何百回もしたのに
初めてみたいに顔を赤らめる純平

離れたくねー・・・


そう思いながら、寝室を出た

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