S×強気で恋になる
第76章 粉雪
煌びやかなエントランスを歩きながら
みんなIDをかざしてゲートを進む
久しぶりの出勤と
かっちりしたスーツ
俺はなんか入学式みたいな
ちょっと新鮮な気分で
すげー身が引き締まるのを感じていた
部屋に入り
適当に置いてある書類に目を通す
俺は和也のアシスト役だったから
たまっている仕事もなくて
メールチェックをしながら
ホッとしていた
「お、おはよう。純平にしては早いな。」
「・・・時間過ぎてたけどな。」
「お寝坊さんだからな、純平は」
そう言って、クスッと笑いながら
和也がコートをハンガーにかける
ちげーんだよ和也・・・
時間に間に合うように起きてるのに
間に合わねーんだって・・・
お前の弟が変なもんつけるから!!!
そう叫びたい気持ちを抑えて
俺はパソコンに向かった
と、和也がまた俺に話しかける
「そういえば純平さっき廊下で太田と話してなかった?あいつと仲良いの?」
「太田?あー、・・・いや?さっき話しかけられて話しただけ。そしたら、なんか面白いファイルくれた」
そう言ってペラっと見せるそれは
完全にオタクが好きそうなアニメファイルで
俺は大笑いしていた
「お前・・・それはお前には似合わねーだろー・・・っーか、・・・やべ、笑える・・!!」
「そうか?俺こーゆーの疎いから、知らなかったんだけど流行ってるらしーぞ」
「お前そんなエロい女の子のファイル持ってたら真ちゃんに怒られるぞ。」
「・・・確かに。あいつに返そうかな」
「・・・・・社内でそんなんお前が持ってたら社員の半分お前に幻滅するな。やめとけ。そんな18禁持ち歩くな」
そう言われると、そうにしか見えなくて
俺はこの会社で
なんか初めて優しそうな人だと思ったから
友達できたって嬉しかったのに
そのファイルは机の中にしまった
和也と一緒だと楽しくて
貞操帯もなんとなく忘れて
あっという間に時間が過ぎた
みんなIDをかざしてゲートを進む
久しぶりの出勤と
かっちりしたスーツ
俺はなんか入学式みたいな
ちょっと新鮮な気分で
すげー身が引き締まるのを感じていた
部屋に入り
適当に置いてある書類に目を通す
俺は和也のアシスト役だったから
たまっている仕事もなくて
メールチェックをしながら
ホッとしていた
「お、おはよう。純平にしては早いな。」
「・・・時間過ぎてたけどな。」
「お寝坊さんだからな、純平は」
そう言って、クスッと笑いながら
和也がコートをハンガーにかける
ちげーんだよ和也・・・
時間に間に合うように起きてるのに
間に合わねーんだって・・・
お前の弟が変なもんつけるから!!!
そう叫びたい気持ちを抑えて
俺はパソコンに向かった
と、和也がまた俺に話しかける
「そういえば純平さっき廊下で太田と話してなかった?あいつと仲良いの?」
「太田?あー、・・・いや?さっき話しかけられて話しただけ。そしたら、なんか面白いファイルくれた」
そう言ってペラっと見せるそれは
完全にオタクが好きそうなアニメファイルで
俺は大笑いしていた
「お前・・・それはお前には似合わねーだろー・・・っーか、・・・やべ、笑える・・!!」
「そうか?俺こーゆーの疎いから、知らなかったんだけど流行ってるらしーぞ」
「お前そんなエロい女の子のファイル持ってたら真ちゃんに怒られるぞ。」
「・・・確かに。あいつに返そうかな」
「・・・・・社内でそんなんお前が持ってたら社員の半分お前に幻滅するな。やめとけ。そんな18禁持ち歩くな」
そう言われると、そうにしか見えなくて
俺はこの会社で
なんか初めて優しそうな人だと思ったから
友達できたって嬉しかったのに
そのファイルは机の中にしまった
和也と一緒だと楽しくて
貞操帯もなんとなく忘れて
あっという間に時間が過ぎた