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S×強気で恋になる

第76章 粉雪


帰る頃かなって
窓から大通りを見ていた

背が高くて顔が小さいから
遠くからでも純平は目立って

信号待ちしているところなんか
カメラで盗撮するくらい
かっこよかった

だから、今日もあいつが帰ってくるかなって
気にして見てたのに

誰だあいつ?

脂肪の塊っーか、肥満油豚って感じだな

お?あ?

純平に喋りかけてねーか、あいつ


おいおいおい!!!!


二人でどっか歩いて行く様子に
俺はブラインドをこじ開けて見て
頭が破裂しそうだった


純平は臭いの嫌いだし
不潔も嫌いだから
あーゆーのは眼中にないっていうか
あそこまでかっこいいと
あんな脂肪油豚なんか
毛嫌いするのかと思ってたのに


まじ?!


っーか、あーゆーのがタイプ!?
なんか俺に見せねー笑顔・・・


許せん!!!
あのデブ・・・
もはや純平の背景
炙って食うぞ!!!!

そう思って立ち上がるのに
外来の人はたくさん来ていて
めちゃくちゃソワソワしながら
俺は仕事をこなした




貞操帯つけてるから浮気はねーよな?!

ん?

浮気!?!?

っ、・・・・・・純平、ぶっ殺す!!!



そうやって、イライラしているうちに
怒りは純平に向かっていた

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