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S×強気で恋になる

第76章 粉雪

「まあ、独占欲と支配欲と束縛は・・・すげーけどな。俺からしたら真ちゃんなんて、可愛いもんだよ。隆彦と悠二みてみろよ。な?・・・でも」

そっと純平を抱きしめる
スーツの上から
真ちゃんと同じ香水の匂いがして
俺は苦笑しつつ、しっかり抱きしめた

「俺の家族がお前に迷惑かけて悪かったな。・・・ごめん」

抱きしめながらそう言うと

純平がクスっと笑う

あ?っと思って
純平を離すと、どこかイタズラな顔をした

「抱きしめないんじゃねーのかよ。っーか、岡崎家と出会えて悪かったことなんて少ねーよ。美紗子さんにも・・・助けられたし」
「ごめん。抱きしめたのは、弟にしか見えなくてつい、な。お袋優しいからな。美人だろ?また飯食いにこいよ」
「行きてー・・・・・なぁ、俺いい匂い?」
「・・・何その笑顔。やらしーな。」

可愛い笑顔見せやがって
悩殺すんな・・・

真ちゃんに香水借りたのかな?

あいついいとこあるじゃん


そう思うと同時に
純平が前と少し変わった気がして
俺は安心した

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