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S×強気で恋になる

第76章 粉雪



「ちょっと!!!真一何やってんだよ!!!!」
「横やんー・・・僕もう膝が・・・・」

和也と買い出しして
あいつら仲良くやってっかなー?
とか言いながら帰ってきたら

なぜか真一は椅子に座って
ドス黒いオーラで長い脚を組んでいて
太田は部屋の1番隅の観葉植物の横で
ちんまりと正座させられていた

「真ちゃんー・・・仲良くやれよー・・・純平の気持ち無視だな。真ちゃん?」
「・・・・・うるせぇ。黙れ。もう寝る」
「はぁ?!俺の友達だぞ?!真一、ちょ・・なんで寝るんだよ・・・」

そう言いながら、フラフラ寝室にいく
真一を追いかける

部屋に入った途端
ものすごい剣幕でキレられて
俺は立ってるのでやっとだった


「ちょ、・・・でも飯くらい一緒に・・真一?」
「・・・デブ恐怖症なの。ってことで、おやすみ」

まじかよ・・・
本当に目つぶりやがって

そう思って立ち去ろうとすると
太田が入ってきた

「キュアリーファイヤー!!え?寝てるんですか?」
「っ、見てわかんねーのかよ!!!デブ!!!不潔!!!!寝室の空気まで汚すな!!!っ、もうお願いだから、あっちいけって・・・!!」

なんか真一変・・・

そう思いながら、太田に失礼だろって
言い返そうとしたら
和也が入ってきて俺は口を閉じた

「純平、太田さんと飯食ってこい。・・・真ちゃん、落ち着けって」

そう言われて、和也がため息をつきながら
俺の背中を押す


「横やん、ご飯食べましょうか。マヨネーズありますかね?」
「・・・和也」
「先食べてて。な?」

そう言われるけど納得いかなくて
俺は扉に聞き耳を立てた

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