テキストサイズ

S×強気で恋になる

第78章 終わりは告げないで


ぼーっと酒を飲んでいたら
ガチャっと扉があく

前は俺に触られたくないって
絶対俺の前では服を脱がなかったのに
いつのまに気を許したのか
最近の風呂上がりは純平は半裸だった

髪の毛をタオルで乾かしながら
歩いてくる様子は

無駄に背が高い、色気のある大人で

俺はゴクっと唾を飲み込んだ

ガキみてーだから
そう扱っちゃうけど
こいつ大人なんだった

そう思う瞬間

「風呂空いた」


そう言う純平をじーっと見ていたら
純平が俺の視線に気づいたのか
顔を赤くしてタオルで上半身を隠す

「見んな!!!っ、お前目が怖いから!」
「最高のおつまみが来たと思って」
「!!!」
「純平も飲めよ、な?」
「・・・お前酔ってる?」

そう言いながら食器棚からグラスをとる
何かないかなと冷蔵庫を漁っていると
真一は机に伏せて寝てしまっていた

「・・・・・なんなんだよ」

そう呟いて、グラスをおき
真一を起こそうと背中に手を当てた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ