S×強気で恋になる
第78章 終わりは告げないで
「お前は俺のもんだろ。お前抜きでなんて考えれるか!」
突然そう言われて
俺は驚いて手を背中から離す
と、突然立ち上がった真一に
そのまま壁に押し付けられた
っ、怖い・・・
「それにお前の身体、相当淫乱に仕込んだから、もう一人で生きてけねーだろ。」
「っ、は、なせ・・・!!」
「俺といなきゃさ、輪姦されて捨てられるぞ。そーだろ?どーせ、お前は一人で・・・天涯孤独なんだから俺と一緒に黙っていればいいだろ。」
そう言いながら
手首を戒めて激しいキスをされる
真一が酔っ払ってることも
きっとアメリカの話しで迷ってることも
全部全部踏まえた上でも
真一に
今の真一にだけは
そんな言い方されたくなかった
どーせお前は天涯孤独
なんだよそれ
好きだとか守るとか
言っておきながら
っ、・・・・・・・・
俺の中でたまっていた何かが
爆発する音が聞こえる
じわじわと涙が溢れてきてるのに
真一は気づくはずもなくて
それがまた悲しかった