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S×強気で恋になる

第78章 終わりは告げないで


んーっとベットでモゾモゾしながら
純平を引き寄せようと
手探りで探す

あれ?んー・・・はしっこ寄りすぎ


そう思いながら
どれだけ手を伸ばしても掴めなくて
俺はガバッと体を起こした


・・・・・いねぇし

トイレか?
トイレで寝てんのか?
っーか朝か・・・


ため息交じりにベットから出て
純平の名前を呼ぶのに
部屋は静まり返っていた

部屋を見渡していると
テーブルの上にメモがあることに気付いた

あ?!


ー昨日はごめん。 純平


・・・ごめんて


俺が悪かったのに先に謝ってんじゃねーよ
謝って・・・なかったことにすんな


そう思いながら
鍵置き場を見ると
純平のために借りた隣のマンションの鍵が
一つなくなっていて
俺は少しホッとした


新しい家か


迎えに行ってもしょーがねーし

ここは純平に合わせて
なかったことにするか


俺は白黒はっきりさせてーけど


まあ・・・
和也に様子見に行かせて


また明日飯食いに来いって言えば
いつも通りかな


あー・・・・・


今すぐにでも連れ戻して
全て忘れるくらい濃厚な
セックスしてーのに

それじゃダメなんだろ・・・?


人の気持ち考えるのも
人に合わせるのも


まじ難しいー・・・・・・・



俺が間違ってんのかな



愛してやってんだから
それでいいだろ


そう思いながら、ソファーに座ると
寝室から着信音が聞こえてきて
純平かと思って駆け寄ったのに

隆彦からだった

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