
S×強気で恋になる
第79章 それぞれの地雷
「おはよう。って、お前!!顔どうした?!」
「おはよう・・・ね、俺も酔っ払っててあんまり覚えてない。転んだのかな?」
そう言いながら、パソコンを起動させている
純平の近くにいく
「見せてみろ。色変わってるじゃねーか。っーか、これ殴られただろ?!誰か覚えてねーの?真ちゃんは?!」
「・・・大丈夫だから、」
「お前そんな傷作ってたら、ファンが減るぞ。太田が部屋の周りウロウロしてた理由これか」
そう言うと、純平が姿見にうつして
傷跡を見ていて
俺は見てられなくてマスクを渡した
「これしとけ!!親父がみたら、絶叫する。さー仕事するかー!!」
「・・・・・ありがと。あ、メールチェックしたんだけどさーーー」
いつも通りの純平を見ながら
真ちゃんは何をしてたんだと
そればっかりが疑問に残った
しばらくして
部屋にノック音が響く
「珍しいな。アポなし・・・純平誰か呼んだ?」
「呼ぶわけ・・・。あ、開ける、・・はい」
そう言いながら
扉を開けると隆彦が立っていた
「お、・・・おはようございます・・・」
一応偉い人だから挨拶をして
和也の方を振り返ると
和也も隆彦だと思わなかったのか
驚いた顔をしていた
通してもないのに
ズカズカ入って来て、部屋の真ん中にある応接用のソファーに腰を掛けた
