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S×強気で恋になる

第79章 それぞれの地雷

「俺も嫌だったってこと?」
「!!!っ、ちょ、和也!?」

急に抱きしめられて
びっくりしてたら
和也がするっと俺から離れ
太田のそばに行った

「トイレでうるせーよ、お前。太田、純平に触りたかったら痩せろ、まず」
「えー・・・岡崎専務、厳しいっすよー!あ、僕もう行きますね」

そう言って、太田が出て行くと
俺はため息をついた

「いつからいた?」
「真一以外触っちゃだめー!ってわがまま言ってるところから」
「俺そんなこと言ってねーよ!!」
「言ってたくせに」
「言ってねぇって!!」
「いちいち騒ぐなって。お土産やらねーぞ。っーか、トイレしに来たんだから。お前こそあっちいけ」

そう言って、便器の前に和也が立って
俺を手でシッシと払う

「真一に言うなよ?」
「なにが。」
「・・・さっきの!さっきのやつ!!」
「はいはい。」

適当に返事をする和也を見ながら
ドアを開けて
外に出る


そうなんだよな・・・
人に触られるの嫌だったけど
真一と出会ってから変わった


和也だけじゃない

片瀬も悠二も藤間も
真一と仲良いやつみんな


触られても嫌悪感がしない




真一は・・・・・

抱きしめたらどんなんだったっけ・・・




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