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S×強気で恋になる

第79章 それぞれの地雷


そのまま抱きしめると
純平も腕を回してくる

純平の心臓のドキドキって音を聴きながら
ゆっくり体を離すと
純平としっかり目があった

「純平。俺は、アメリカに行く。それは変わらない。お前も・・・全部捨てて俺んとこ来い」
「・・・・・えー・・・?」
「明日酔いが覚めたらまた言うよって言いたいんだけど、・・・」
「だけど、なに?真一?なに?」

そう聞きながら純平がギュッと俺の腕を掴んだ

そのまま純平の頭を撫でて
軽く抱きしめる

「・・・俺今返事欲しい。わがままだけど、今欲しい」

そう言うと、
なぜか半泣きの純平が
目を閉じて俺にキスをした


優しくて甘いキス


軽く目を閉じながら
これは快諾の返事か?と
疑問に思いつつ
返事の欲しかった俺なのに
純平のキスにはぐらかされてしまった

「っ・・・ん・・・・」
「真一ドキドキしてる」
「・・・・うん。もしかしてを期待してるからな」
「えー・・・続きしたい?」
「純平なんかずりーな。俺が真面目に話してるのに」
「・・・だって、したくなった・・・真一どこにも行かないでほしーから、俺もう離れないー」

「ちょ、痛い痛いって!指折れる!俺の指掴んだまま暴れんな!!ほら、ベット行くぞ」
「はーい・・真一、なんか可愛いね・・・」
「お前酔っ払いすぎ。俺のどこが可愛いんだ。かっこいいだろ?」
「んーん・・・・可愛い、俺こーしてたらすぐ寝れるもん」

そう言いながら、
ベットに寝た俺にピトッとくっついて
純平が目を閉じる

純平から寝息が聞こえると
ギュッと握った手がだんだん離れて行って
俺は純平から離れて立ち上がった

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