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S×強気で恋になる

第79章 それぞれの地雷


いい匂いがして
俺はまた目を覚ます

今度は寝過ぎて怠い体になっていて
俺は起きれずにゴロゴロしていた

と、寝室の扉が開いて
真一が入ってきた

「いつまで寝てんだ。犯すぞ。早く起きろ」
「・・・・・・んー」

そう返事をして
俺は苦笑する

真一、なんか怒ってるこっちのが
なんか落ち着く・・・

そう思っていると

「おい!!!寝んなよ!!!!」

って扉の向こうから怒鳴ってきて
俺はさすがにやばいと思って
飛び起きた

「起きてる!!起きてるから!!今そっち行くー!」

慌てて答えて
適当に着替えてリビングに行くと
真一が新聞を読んでいた

「おせーよ。・・・焼きたて買ってきたのに、冷めんだろーが」

「うわ、このデニッシュ俺超好きなやつ・・・」

「座ってろ。紅茶入れる。」

「あ、わり。・・っーか、このたまごサンドうまそー」
「・・・。それは俺の。お前は甘ったるい砂糖パン食ってろ」
「砂糖パンってなんかひでーな。俺の半分やるからさー」
「いらねぇ。」
「えー!!こっちの、 惣菜のパンも半分やるからさー」
「絶対やらねぇ」


一口くれって
女みたいな提案をする純平を
お湯を注ぎながら見る
可愛い顔しやがって

「純平、たまごサンド欲しい?」
「え?!まじ?!くれんの?」
「いや、聞いてみただけ。」
「はぁ?!なにそれ!お前喧嘩うってんだろ!!」
「早とちりしたお前が悪い。紅茶にミルクは?」
「・・・・いる。あと砂糖も」
「砂糖はやめとけ、お子ちゃまが。糖分とりすぎだろ。それで太らないってのが謎だ」
「俺は真一が甘いの欲しがらないのが不思議だ」
「俺は大人ですので」

そう言いながら、和也にもらった
お揃いのマグカップを持つ

俺が純平をからかって
純平がムキになって

でもコップはお揃いで、同じ柄で
なんか妙に心地よくて
気持ちよかった

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