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S×強気で恋になる

第80章 真一のバカ


遠くからバイブの音が聞こえて
俺は携帯を探す

どこに置いたっけ・・・

朝起きてー・・・

えーっと・・・・・・・・・

そのまんまだ!!

そう思ってベットにかけより
布団をめくると
音がよりクリアになった


「もしもし」
「あー、純平!久しぶり!ねぇ、暇?暇でしょ?」
「片瀬かよ。非通知でかけるな」
「サプライズ的な?」
「・・・・・・・」
「でさ、今から行っていい?アメリカ行ったら会えなくなるし!出発明後日でしょ?」
「え?何の話?出発?」
「え?純平、ついて行かないの?なーんだ。じゃ、急いで会わなくてもいいか。」
「待って!え?真一、明後日?」
「そうだよ。俺たちの病院にも挨拶きたし。知らなかったの?」
「いや、別に・・・」

知らなかった・・・・

けど、知らないなんて
言いたくなくて俺は、いや、って
曖昧な返事をする

本当は知らなくて
俺はそのまま電話を切って
ベットに横になった

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