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S×強気で恋になる

第83章 S×強気は愛になる


7月11日、か。

藤間こっち来るって3ヶ月前に連絡あって
そろそろだと思うんだけど・・・

ぼーっとカレンダーを見てたら
純平が俺の背中にひっついてきた

「何見てんの?」
「んー、カレンダー・・・純平、背中暑い」
「いいじゃん。くっつきてーし」

俺の背中にべったりくっついて
純平は後ろから手を回してきた

可愛いやつ・・・

そう思いながら、その手に俺の手を重ねて
振り向いて顎を肩にのせてた純平にキスをする

「ったく、しょーがねーな。・・・晩飯は?」
「今日は舌平目のレモン蒸し。真一、好きだろ?」
「すげー嬉しい。あと俺やろうか」

そう言うと純平が微笑んで
またキスをしてくる

「・・・一緒にやろ」
「はいはい。」

いつもと変わらない日常
俺の横に飾らない純平がいる

純平は俺の全て
俺だけのもの
綺麗でかけがえのない

たった一つの奇跡


そう思いながら、最終段階に入っている
目の前の料理に取りかかる

と、純平が嬉しそうな顔をした

「真一が仕上げしてくれたら、飯一気にうまくなる」
「だろ?今日は酒飲んで、気持ちいいことしよーな」

そう言うと、純平は頷いて
ニッコリ笑った






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