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S×強気で恋になる

第26章 ゴールデンウイークだから

「純平ー、無視すんなー。乳首もむぞー。」
フニフニとまだ柔らかい胸の突起を弄られる。

「ちょっと!!ふざけんな、真一、やめろ。」
岡崎はピタっと手を止める。

よかった、止まった。
あぶねぇ、まじこいつのエンジンかかるとこだった。そうなったら、俺の息子も起きかねない。

究極にお願いするとき、真一って下の名前で呼ぶのは効果あるな。岡崎のばーか。内心で思う。

「純平。真一って呼ぶなんて、学習したな。俺を誘ってばっかりで、やりたくなったぞ。」
「いい加減にしろよ。っーか、もういい。身体ほぐれて軽くなった。ありがとな。だから離れろ。」
「俺を欲求不満にさせねーって約束してくれたらな。」
「はぁ?意味わかんねーよ!俺毎日あんなにやんのは無理だ。お前に付き合ってたらヤリ殺されるって。」
どけ、っと上に乗っている岡崎をどけようとする。

と、その手をとられー

チュ、



え?は?
キスされた・・・

「今日はしねーよ。明日は酷くしたい気分だから、今日は休みにしてやるよ。」

明日は酷くって!!!
なんだそれ!!
全然納得いかねーんだけど!!

「休みってなんだよ。っーか、俺らってどーゆー関係?お前にとって俺はセフレだろ!俺はお前が家政婦程度でいいんだよ、身体求めんな!!」

岡崎をようやく押しのけ、上半身を起こす。

「お前虐めるのが今の楽しみだから、それは無理だ。お前に夢中なんだぞ、俺は。関係もなにも、お前は俺のモノだろーが。」
「はいはい、わかりました。」
そう言って部屋を出ようとした、すると後ろから声をかけられる。

「セフレじゃない。俺のモノだ。俺の特別なモノだ。お前を誰にも渡さない。俺を信じろ。」

パタンー

そんなことを後ろにききながら、部屋をでる。
信用はできない。
だけど、料理や洗濯、身の回りの世話は助かるからいてほしい。そして、襲われそうになったとき、助けを求めるのも岡崎だ。


あれ、
俺、岡崎のこと





いや、違う。
脅されて好き勝手やらされてるだけだ。
手が折れてる内は、親切にしてくれる人誰でもよく見えるものだ。第一あいつは、親切通り越してる。
思い出せ、今までやられてた日々を。

「純平ー、飯にするかー?」
そう言って、俺の部屋から出てきた岡崎に俺は黙って頷いた。

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