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S×強気で恋になる

第26章 ゴールデンウイークだから

なっ!!!

「どんだけお前めちゃくちゃなんだよ!!俺の気持ち無視か!!!」
「お前が素直にならねーからだろ!!!早くパンケーキ続き食えよ!お前のために作ったんだぞ!!」
「岡崎に一発抜かれたせいで、食欲なくなったんだよ!!くそやろー・・・って!!離せ!!!」

ダン!!!
と押し倒される。

「わかったから、黙れ。ゴールデンウイークだ。飯食わねーなら買い物行くぞ。行くのか?行かないのか?あぁ!?」

・・・結局なんで俺が脅されてんだよ!!

「行くよ!!行けばいーんだろ!どけ!!」
岡崎が俺の上から離れる。

「今日だけだぞ。ゴールデンウイークだから、その態度許してやる。何かおもちゃ買ってやるから、支度しろ。」
いきなり優しい声で言われる

「おもちゃなんていらねーよ、餓鬼じゃねーんだ!」

なんで結局こーなるんだよ!
俺が怒ってたのに、口喧嘩でも勝てねぇ。
すぐ脅すからな、最悪最低だこいつは!
あー、でもまじでケツ痛い。。

俺だってお前許すの今日だけだ!!

そう思いつつ、支度をする。

「お前、私服だと別人だな。テレビに出る俳優バリだな。」
「うるせーな!わりぃかよ!」
っーか、岡崎のが近寄り難い、硬派な感じで別人なんだけど。。。医者には見えねーな。。。


「純平、綺麗で素敵だ。本当、俺お前に夢中だ。行くぞ。」

まじで、男に夢中になられても困る。
女だ!女がいいんだ俺は。
ホモじゃないー、ホモじゃないー
俺は心の中で念じながらエレベーターを降り、車に乗り込んだ。

このときは、おもちゃがまさか大人のおもちゃとは知る由もなかった。

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