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S×強気で恋になる

第29章 変態と一緒

ぐっと喉の奥をつかれ、咳き込むのと同時に白濁したものが口いっぱいに広がる。

半ば涙目になりつつ、懸命に吐き出そうとしたいのに、片瀬のが口から出ていかない。

くそやろっん・・っく・・コクッゴクッ・・っん・・

ズルッーっと俺の中から出ていったと同時に、力が抜ける
ゴホッガホッん・・はぁっはぁっはぁっ・・・

も・・・限界・・・

「純平、全部飲んだね?お薬だからきくよー!さー、寝ようか。俺もお前の精液でお腹いっぱいだしさ。ハミガキして、寝よっか!もう真夜中だし」

「はぁっはぁっ・・・頭痛ぇって言ったのに」

俺の頭を撫でながら片瀬が悪びれずに話を変える。
「んー?とりあえずハミガキできるか?お前いつも歯磨きどうしてんの?」

「左手でゆっくりやってんだよ!!お前と繋がっててどーすんだよ!お前も左手で磨けよ!!」
「岡崎さんにやってもらってんのかとおもった。」
「んなわけねーだろ!!!っく、早くやって寝よ」

やなこと思い出さすな!!
岡崎が最初歯磨き無理矢理してきたんだけど、苦痛でしかなかった。血は出るし歯磨き粉は辛いし、も思い出したくないな・・・。

っーかずっと隣に人がいるのってストレス。
熱と吐き気、治らねーし。
絶対コイツのせーだからな。

このド変態のせーで、岡崎いなくなってから無茶苦茶だ。
あいつも無茶苦茶だけど、岡崎と片瀬はなんか違う。


んなことを思いながら、ベッドの前に立つ。

「・・・つーか、どーやって寝んだよ」

右手ギブスだから寝返りうてないだろーが!!!

「確かにー。でも寝ないと治らないよねー。さっきから顔赤いし、息漏れてるし・・・。あ、冷えピタ貼っとこ!」
そう言って、俺のおでこに冷えピタを貼り、ついでに薬も飲まされる。

「それ、解熱剤と抗生物質に加えて睡眠成分も入ってるから多分よく寝れるよ。とりあえず横になって。俺のこと気にしなくていいから。」

うるせーな、お前がヤったから疲れてんだろ
変態の真横で寝るなんて
本当に泣きたい

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