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S×強気で恋になる

第31章 狂愛そして溺愛

「お前さ、なんで片瀬といるときあんな楽しそうだったの?」
グッグッと背中と肩甲骨付近をほぐしながら聞く

「え?・・・いっこも楽しくなかったって!!いたっ、そこ強くすんな!」

「俺に会いたかった?」

「はぁ?・・・俺のことキレて置いてったくせにんなこと聞くな。だいたい掘られたくねーんだよ!!」

グリッと肩を持ち上げ、肩甲骨の裏に手をいれる
硬いな、身体・・・

「もうそんなに痛くねーだろ。慣れてきたくせに。」
「ちょ、そこ痛いっ!!お前、掘られた痛さしらねーだろ!俺が突っ込むぞ」

「・・・。やってみろよ。」

もっ、怖いってー
お前爆弾並みじゃねーかよ
いつ火が付くかわかんねーし

やべ、肩気持ちいい・・・

「やらないの?無視すんな」
シュルスルと脇腹をこしょばされる

「ひゃっ、はっ、やめろっ!!ははっ、わかった、わかったから」

あ、笑った・・・
酒呑まして、ここんとこの本音きくか・・・
悪りぃな、純平
素直になってほしーから
酒のめ!!

「お前にお土産でワイン買ってきた。乾杯してから寝るぞ。好きだろワイン。」
「・・・お土産。お土産なんかあんのか!」
「留守番してもらうお土産は初めてか?いい子だな、素直に喜んで」

岡崎は俺から離れ、リビングへ向かう
俺も起き上がり、岡崎について行った




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