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S×強気で恋になる

第31章 狂愛そして溺愛

「白ワイン好きだろ?これ高いんだぞ。飲むか?」
「・・・この青カビチーズ、俺好き。」

机に次々とワインのあてが並ぶ

「熱下がったみてーだけど、身体どーなんだ。」
「・・・。」
お前、さっきあんなにヤッといてよく言うよ。お前がめちゃくちゃやるから、いつも下半身だるいんだよ!!って言ってやりてぇー。

「純平。目そらすな。俺が質問してんだ。ワインあげねーぞ。」
「・・・飲む。体ー?ちょっと喉痛いくらいで、治った。」

そっか、と言われ
グラスにつがれる

「・・・うまいな」
「だろ?金持ちなめんなよー?」
ニヤニヤしながらグラスを持つ岡崎は、本当に気高くてワインがよく似合っていた。

こいつ、御曹司だしな

「ほら、どんどん呑め。今日は酔っ払っても家だから大丈夫だ。変なこともしねーし。」
そう言って、あいたグラスにまたつがれる

「約束しろよ?・・・にしても、うまいな」

もともと無口なのかただ喋らないだけか、ポツリポツリとしか話さない純平と、こうしてワインを飲み続けた。

2人で一本あけ、
もう一本あけたころ、

純平は純平じゃなくなった

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