テキストサイズ

S×強気で恋になる

第32章 お兄ちゃん

「機嫌わりーな。どーした?腹減ったのか?」

「・・・・。」

なっ!!
お前がキレて無理矢理やって、突っ込まれて、俺はケツも腰も痛くて怠くて、怒ってんだよ!!
わかってるくせに、よくんなこと言えるな!!
ギロっと睨むか、ハンドルを握っている岡崎は素知らぬ顔をする。

「慎吾だっけか?ケーキ買ってくぞ。」
「・・・・。」
っ!! さっきまでクソガキって言ってたくせに!!
付き合いきれねーよ

「・・・寝ていい?」
「だめっつたら?」
ニヤニヤしながらこっちをむいて笑顔を向けられる

なんでこんなに機嫌がいいんだよ!!

「ダメっつたら、もうお前と寝ない。っーか、俺のことなんだと思ってんだよ!!俺の気持ちは無視かよ!俺はお前と対等でいたいのに、っ・・・もういい。寝る。」

「対等だろ。お前がもっと素直になればな。それに、さっきのはお仕置きだろ。お前の気持ちなんて関係ねぇよ。・・・寝ろ。着いたら起こしてやる。」

「・・・・。」



お前のこと

まじで信頼してるから

これ以上

嫌いにさせんじゃねーよ


俺が好きって言えば

変わるのかな・・・

でも、こんだけ抱かれてても
お前のこと好きって認めるの

戻れなくなりそうで怖い・・・

腕治ったら抵抗できるし
今だけだ、

こんな関係

・・・。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ