S×強気で恋になる
第10章 夏目隆之
ピンポーン
ピンポーン
インターホンが鳴る。
あれ?俺寝てた。
インターホン先の画面には夏目が映っていた。
「今開けるから待ってろ」
ガチャ
ヴイーンー
オートロックの扉が開く。
純平、大丈夫かなぁ
ボリボリ頭を掻きながら、俺はエレベーターに乗った。
閉まる直前に、ガンっと手が入る。
見惚れてしまうほどの男前が入ってきた。
ほどよい香水の香り、黒のオーラをまとっている。
なんか、こいつ、どこかで見たな。
夏目はない頭を振り絞ってみた。
あ、
純平の病院のせん
「横山さんの家に行かれるんですか。」
思い出した瞬間、そんなことを言われた。
「おっ覚えててくれたんですか。」
俺は驚いた。
「その甘いマスク、なかなかいませんから。」
そういって先生が笑う。
「ところで、横山さんの家に行くんですか?」
「はい。彼が心配なので。先生こそ、こちらがご自宅なんですか」
一瞬睨まれたような気がしたが、落ち着いた雰囲気を壊すことなく返答される。
「ええ。心配、とは彼がどうかしたんですか?」
チーン
15階に着く
「ただの俺の世話焼きですよ。あいつ、あぁ見えて可愛いですよ。女にも男にもモテて、それでまあ屈折してるっーか、なんつーか。」
「そう、ですか。」
そこまで話し、それじゃ、とお辞儀をされ夏目はマンショの廊下を歩いていった。
今晩は、上の部屋に帰るか。
俺は唇を噛み締めた。
ピンポーン
インターホンが鳴る。
あれ?俺寝てた。
インターホン先の画面には夏目が映っていた。
「今開けるから待ってろ」
ガチャ
ヴイーンー
オートロックの扉が開く。
純平、大丈夫かなぁ
ボリボリ頭を掻きながら、俺はエレベーターに乗った。
閉まる直前に、ガンっと手が入る。
見惚れてしまうほどの男前が入ってきた。
ほどよい香水の香り、黒のオーラをまとっている。
なんか、こいつ、どこかで見たな。
夏目はない頭を振り絞ってみた。
あ、
純平の病院のせん
「横山さんの家に行かれるんですか。」
思い出した瞬間、そんなことを言われた。
「おっ覚えててくれたんですか。」
俺は驚いた。
「その甘いマスク、なかなかいませんから。」
そういって先生が笑う。
「ところで、横山さんの家に行くんですか?」
「はい。彼が心配なので。先生こそ、こちらがご自宅なんですか」
一瞬睨まれたような気がしたが、落ち着いた雰囲気を壊すことなく返答される。
「ええ。心配、とは彼がどうかしたんですか?」
チーン
15階に着く
「ただの俺の世話焼きですよ。あいつ、あぁ見えて可愛いですよ。女にも男にもモテて、それでまあ屈折してるっーか、なんつーか。」
「そう、ですか。」
そこまで話し、それじゃ、とお辞儀をされ夏目はマンショの廊下を歩いていった。
今晩は、上の部屋に帰るか。
俺は唇を噛み締めた。