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S×強気で恋になる

第33章 岡崎がほしい

ガチャンー

「・・・ただいまー・・・」
パチっと電気をつける

岡崎まだか・・・

なんか久しぶりに料理したいな
腕折ってから一切なんもしてねーし

パンケーキ食べたいな

この前、パンケーキっーかホットケーキの造り方教えてもらったんだよなー

岡崎まだ帰ってこねーし

作っといてやるか

たまにはいーだろ、

ホットケーキミックスを取り出し、ボウルにのせる
ハサミ・・・

左手用じゃねーからキレねー
やっと切れたとおもって
ボウルに勢いよく粉がでる

うわ・・・こぼれた・・

くそ・・・
全然できねーじゃん
イライラすんな!!

牛乳を慎重に計って入れ、卵を割りにかかる

・・・できないし

っーか、まぜるのも押さえられないからできねーし

はぁ・・・


やめよ





なんも今のままじゃ一人でできないんだ


これ洗ってごまかすことも
できねーし


泣きたくなる


「横山さんは部長に甘やかされて、いいっすね。仕事、もっと前みたいにしてくださいよ。企画書も作れなくて、なにしてるんですか?かわいいだけで、ただのマスコットじゃないですか。」
そう、職場の男に言われたのを思い出す

くそ・・・


寝よ


適当に袋をまき、半ば強引に服を脱ぎシャワーを浴びた


ため息しか出ない気持ちをはぐらかすため
俺は眠りについた


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