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S×強気で恋になる

第33章 岡崎がほしい

「おい、起きろ。9時だぞ?飯ぐらい食え。痩せるぞ。」
ゆさゆさと揺さぶる

「・・・」
岡崎、帰ってきてたんだ

「ほら、おかえりは?」

「・・・おかえり。」

「元気ねーな。嫌なことでもあったか?パンケーキ作ったぞ、今日は米粉入りでモチモチだ。食うだろ?」

っーか、俺はパンケーキなんか
別に欲しくないんだ。
今日は中華って決めてて、買い物してきたんだから。
これで、いらないと言われたら
ここで押し倒す!!!

んなことを腹の中で決める

「米粉?・・・なにそれ?」
「お前の食生活疑うよ、まじで。いいから黙れ、食うか食わないかだ。」
米粉かぁ・・・
岡崎が作ったんなら、どーせどれもうまいんだろ?

「・・・いる。クリームある?」
「うるせーな。あるよ!!んなにトッピングしたいなら、自分で買って来い!!俺は生クリーム買い直しに行ったんだぞ!!」

・・・俺のために買い直してくれたんだ
こーゆーとこ

好き

・・・

かもしれない

・・・。


「わりーな、ありがと。起きるよ」
「素直だな。今日は風邪気味で、ヤル気ないんだから俺を煽るなよ?」

「はぁ!?いつも煽ってねーよ!!ヤル気ないって、いつもはそんなヤル気があんのかよ!!」
「朝からお仕置きプランを考えてる。だけど、今日は何も浮かばないし、なんか体だるいんだ。だからこれ食って寝よう。わかったか?」
「あぁ。ヤらないなら、万歳だ。うわ、うまそー・・・」



機嫌直ったみたいだな
今日もヤル気満々だったよ、本当は
だけど、やめといてやるよ

だから、辛いことあったら
俺をたよってくれ

そんなことを思いながら
飯を終え、俺は風呂に入り
ベッドに横になった

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