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S×強気で恋になる

第35章 岡崎の横

「降りろ。」
「・・・・お屋敷じゃん・・・。」
「金持ちったろ?親、企業経営者だぞ?ぼんぼんなめんな。ほら、ついてこい。」

まじかよ、
こいつ、こんな家・・・?
なんで今の普通のマンション住んでるんだ?
っーか、庭・・・
すげーな、テレビの世界だ

「真一さん、お久しぶりです。お父様とお母様がお待ちですよ。」

うわ、使用人いるし
俺・・・シャワー浴びてないし
不釣合いかも

そう思い立ち止まる

「純平。どうした?歩け。」
岡崎がいつもより優しい顔で振り返る

「なんか、わかんないけど、帰るよ」
「はぁ?家庭料理食いたいだろ?俺のおふくろの料理うまいのに、残念だな。」
「家庭料理・・・。」

「先にお風呂入ればいい。お前、そんだけの美形で俳優バリなのに、何を心配するんだ。腹減ったろ?早くすませろよ?」

そう言って大理石の長い廊下を歩き、
大きな浴場へとついた

体を丁寧に洗いジャグジーにつかると、
外から夜景が見えていた


「はぁー・・・」

疲れたけど、こーゆーのいいな
ゆっくりと目を閉じる

ガチャー

「え?は、おい!!ふざけんな、入ってくんな!」
岡崎がタオルを巻いて入ってきたことに動揺する

「うるせーな。俺の家だ。風呂、一緒に入ったことねーだろ。」
「一緒に入るもんじゃねーだろ!っーか、近いって!!こんだけ広いんだから遠く座れよ!!」
円形の浴槽に入った岡崎は俺とぶつかるくらいの真隣に座ったことに、俺は驚いていた

ちかいって!!
こいつ何考えてんだよ

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