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S×強気で恋になる

第11章 アルコールの罠

「ん。・・・いってー。んー、酔っ払ったー」
普段あまり話さない純平が、ニコニコしながらそんなことを言う。

こいつがこんなに酔っ払っうなんて
俺の純平に何しやがる。

「お前、どのくらい呑んだんだ。」
片手で起き上がれないのか、起き上がるのが面倒なのか
床に転がってる純平に聞く。
「んー。つがれただけー?かなー。まだ呑めんだぞー。っーかだれだー?」
俺は顔をあげて、ぎょっとした。
上から怒りに満ちた目で見下ろしてくるやつが、岡崎だったのだ。
「おまっ。なんでーここにいるんですかー。」
一生懸命整理しようとしても、口から出るのは俺らしくない言葉。

岡崎はキッチンを見渡す。
俺が用意した晩飯は・・・食ったみたいだな。
あ、箸使ってねぇな。フォーク使いやがって。

「おかざきー。きいてんのかー?」
「お前は二つも俺との約束を破ったな。箸は使わない、酒は呑む。そんなにお仕置きされたいか。」
そう言って、足で背中を蹴り倒した。
背中の上に足をおき、純平の尻を突き出させる。

「なっ・・・。やーめろー。真一だっけー?やめーて。」
「お前、酔っ払った方が素直でかわいいな。今泣き叫ぶくらいお仕置きしてもいいんだ。だがな、酔っ払いにやっても記憶なくなるかもしれないからなー。お仕置きは明日だ。」

そういうか言わないかで、純平の左手を取り突っ伏してる右足首と手錠で繋いだ。

必然的に膝たちの状態となる。

「・・いてぇー。真一、はなー」
そう言おうとして、俺は黙った。
残された理性で考えても、今窮地にたたされてるのがわかったからだ。
いつのまにか前にいた岡崎が、岡崎のモノを俺の顔の前にぶら下げている。
「まだ呑みたりんだろ。俺のをお前の口で奉仕して、しっかり呑んでもらおうか。」
手錠で繋がれた状態に今さら焦っても後の祭り。
俺に拒否権はなかった。

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