S×強気で恋になる
第36章 兄弟達の玩具
俺はため息まじりに廊下を歩いていた。
悠二と雅史と別れてからは、ため息しかでなかった。
あー、やべぇ・・・やりすぎた。っーか、もっと楽しんでくれると思ったのに、あいつなんなんだよ。真一、まじであいつと付き合ってんのか?悠二も意味深なこというし。
いつもの女や男みたいに
ひと時の快楽、楽しめよ
そしたら罪悪感ないのに
ガチャっと部屋をあけると、ベットの上に冷や汗かいた真一が横たわっていた。
真一・・・
悪いことしたな
こいつ、俺の弟だよな?
悠二や和也や雅史には感じない
何かをこいつには感じるんだよな・・・
こいつ俺に懐かねーんだもん
昔っから和也と雅史とは仲良いのに、俺と悠二は別扱いだった。
特に俺に対しては笑わねーし
こいつ医者とかなって家出てくし
なんなんだよ
お前、俺のこと嫌いなんだろ
俺のこと兄貴って思ってねーんだろ
俺が横山さん抱いたって知っても、
何も言わずに出て行くんだろ?
そう思いながら横に滑り込み
俺はまだ薬が効いているのか、ぐったりとしている真一を抱きしめる
「っん・・・じゅん・・ぺい・・・っーーー」
っ!!
真一
ごめん・・・