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S×強気で恋になる

第11章 アルコールの罠

ドクッードクッーコクッーコクッーゴクン!

「っは!はぁ・・はぁ・・」
肩で息をして酸素をパクパク吸う俺を、愛おしそうに見る岡崎。目が合うと頭を撫でられた。

「さわん・・・なっ・・。ほどいて・・・くれっ・」
「純平、俺がお前の世話を焼く。」
真顔で低く耳元で囁かれる。
「もっ・・わかったから・・・ほどけ・・肩痛いっ」
「お前は俺のものだ、純平」
ふーっと息をかけられる。

無理矢理されてんのに、
男なんか好きじゃないのに、
ゾクゾクしてしまう

「お前は俺がいないとなんにもできない。」
「っ・・・もっ・・・この態勢っ・・・
限界っ・だから・・」
左手首と右足首を後ろで手錠され、腰を反った膝立ちされてる俺は、右手のギプスのせいもありかなりキツかった。

「お前は俺が解かなかったら、なんにもできない・・・。俺の、ものだからな、純平。」
ほんとに限界なのか、
首を痛いほど縦に振る。

「お前、意味分かってんのか。」
かわいいな。

「もっ・・・真一・・・」
俺はもう目を閉じた。
もう真夜中を通り過ぎていた。

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