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純平目線-----

「んっ・・・はぁー・・・」
朝か。体を起こそうとして、
ーピキーッーー
全身に覚える違和感。
そして猛烈な二日酔い。

くそ野郎がー

蘇る記憶。

「お前は・・・俺のものだ・・・」
頭に響く言葉。

どーなってんだよ
なんで俺に構うんだよ

口に手を当てる。
あんなの俺じゃねぇ
もーめんどくせー
なんなんだ
なんだったんだ

はあーっと深いため息をつく。

と、とりあえず飯だ。
岡崎はどこだー？


と思って苦笑する。

あいつにあんなことされたのに
俺はなんで岡崎の名前を思ったんだ。


自分が分からない。


俺は昔からモテたほうだ。
だけど、付き合っても浮気を疑われたり
本気で好きなのに
純平は誰でもいいんでしよー
とか言われて・・・。
別れよう、と言えば泣かれて。

大学卒業時には、もう誰かと付き合うのも誰かと一緒にいるのも面倒だった。


俺に構わないでくれ。

また深いため息をつく。


岡崎は昨日俺に言った。

お前は俺のものだ。と。


どういう意味だ。
全然分からないのに、あいつに触れると体がゾクゾクしてー


あんなの俺じゃねぇ。
少なくとも俺はゲイじゃねぇ。


そういや、夏目。
昨日あんなに呑ませやがって。


全身筋肉痛でベットから出るのも億劫だし、頭は二日酔いで痛いし・・・腹は減っていたが、今日は祝日だ。ゆっくりしよう。

自分のペースに戻そう。


そう思って俺はもう一度布団に体を埋めた。