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S×強気で恋になる

第40章 安藤直人

土曜日は外来がないぶん比較的落ち着いている外科のフロアにつく

あ、いたいた岡崎とも仲いい田辺看護師

「え?岡崎先生?先生なら、安藤君の練習に朝から付き合ってるわよ?先生丸一日寝てないから、いくら明日お休みでも心配だわ。」

「そーですよねー。岡崎先生優しいからって、安藤ってやつも図々しいですね。」
ほんと嫌になっちゃう

外科に遊びにきたのに岡崎さんいないし
よりによって安藤と一緒かよ

俺のこと忘れないでよねー!!

そう言えば、純平が電話で言ってたの気になるな。風邪ひいてるのかな?

岡崎さん、基本健康だけど
仕事にはあー見えて真面目ってか、優秀だから頑張りすぎるんだよね。。。
腕いいんだから、もっと大きい病院行けばいいのに

まあ、この病院に残るのは
VIP扱い受けてるって噂だけどさ


練習室、練習室

ここかな?

電気ついてるし
扉を開けようとして驚く

扉冷たっ・・・
まだ5月なのに冷房ガンガンじゃん

そんなに熱中してるのかな



ーーーーー


寒い・・・
寒くて死にそう

リモコンどこだ?

っ、

目の前の画面が大きく揺れる
目を閉じて収まるのを待つが、

あっ・・・
気持ち悪いっ、


ガターン!!!ーーーーー











え?なんの音?
まさかヤってる?
「失礼しまーす!・・・え?!岡崎さん?」

ダメだ、気を失ってるー
てか、この部屋寒い

岡崎さん震えてるし
てか、熱痙攣に近い症状でてる

おでこを触ると大人じゃめったに出さない温度になっていた

っ、小児科レベルじゃん

誰か!!


というか、安藤は?

こんな寒い部屋に置いてった理由を考える
絶対岡崎さんの口から具合悪いって言わなくても、こんなになるまで気付かない訳がない

少なくても医者なら
予兆がたくさんあったはず

それにあいつ、手術から今の今まで一緒だったんだろ?

あいつ、わざとか?

とりあえず、こんなに高熱だと脳に障害でるかも

俺は応援を呼び、タンカーに乗せて個室に運んだ


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