S×強気で恋になる
第42章 2人での買い物
朝からバタバタうっせーな
何分間シャワー浴びてんだよ
あ、純平きた
怒ってる怒ってる
「純平、おはよう。お前服着ろよ。」
「・・わかってるよ・・え、朝飯パンケーキ?」
真ちゃんすごいね、パンケーキ効果。
俺がパンケーキ作ってるのに、全裸の純平が興奮してるよ
かわぃーな
「これから焼くから、お前服着てこい。生クリームとジャムとかハチミツとかあるからな。嬉しい?」
「・・嬉しい・・・生クリームか。いーな、それ。」
そんなことを言いながら、寝室へ純平が向かう
いっつも喋らないっーか、クールなのに、しゃべるとあいつガキだよな
子どもみてー・・
あ、真ちゃんも上がったか?
「パンケーキ喜んでたよ。・・って、真ちゃん顔色悪いぞ。」
またもやキッチンに全裸で現れた真ちゃんは、純平よりも威圧的なオーラで立っているものの、顔色に血の気がなくなっていた
「昨日の夜からなんにも食べてなかったし、やっぱ病み上がりにセックスはきついな。あいつ軽いけどデカいからさバック駅弁したらつかれる。なんか、飲み物くれ、」
「純平に風邪うつすなよ!?お前があんだけ苦しんだんだ、純平にうつったら死ぬぞ。ほら、これ飲んでパンケーキ食って薬飲め。もー、寝てろよ。お前40度まで上がったんだぞ。」
「はいはい。世話焼きな兄貴でよかったよー。あ、なぁ?あいつさ、俺に玄関でエロいことしてなかった?なんか、そんな夢のよーな現実のよーな、よく分からないことがあったんだよね。」
・・・・あ、それ現実です
「知らね。雅史が、お前のガン勃ちしてたの抜いてあげてたのはみたぞ。 それだろ。いいから、お前も早く服着ろ。ノーマルな俺の前に裸体で立つな。」
にしても、ある意味似たもの同士だよな
ま、今の真ちゃんのままなら
付き合ってはくれねーぞ?
さ、この甘ったるいやつ
焼きますか。
パンケーキか。ガキの頃以来だな、食うの。
そう思いながら焼き始めた。