
S×強気で恋になる
第42章 2人での買い物
「おー純平、この前の服じゃん!やっぱお前、ムカつくな。かっこよすぎー。」
そう言って、和也が俺に近づいてきた
ちょ、来んな!!
和也が、俺の肩に手を回す
っ!!!
ビクッと純平が反応する
ん?なんだろ。
「・・早く車乗れ。行こーぜ。」
そう言って、肩を組んだまま連れて行こうとする。
「ちょ、触るな。真一早くこっちこいよ!!」
「え?なんだよ、お前も行くのか天邪鬼。ほら、2人は後ろな。雅史助手席乗ってるから。」
そう言って和也が車に戻る
岡崎は俺より後ろに立っていた
「お前、あのまま和也と肩組んで歩いてったらやばかったな。ほら、手つなご。」
こいつ、ふざけやがって!!
恥ずかしーだろ、駐車場だぞここ
「・・つながないの?」
っ、パシッと手をつなぐ
冷たいなこいつの手
俺が体温高いのか
「・・お前、薬飲んだ?風邪はもう平気なの?」
「え?あぁ。気にすんな。心配かけたな。ごめんな」
ごめんな、か・・
んなこと言われたら、手離したくなくなる・・
いや、違う!!
んなこと言うなら、ケツのバイブ取ってくれ!
「お前らどーした?手なんか繋いで。なぁ?雅史。さっきまで喧嘩してたのにな。」
和也がニヤニヤしながら後部座席を振り返る
「真にぃが脅したんだろ、きっと。かわいそ、純平。」
「なんだっていいだろ!!早く行こ、も、構うな!!」
恥ずかしくて身体、熱い!!
溶けたらどーすんだよ!!
「純平、顔赤いぞ。照れんなって。」
「照れてねーよ!!」
ヴヴィィンンンーー
「んっ・・んっ・・ーーー!!!」
「寝てろ。起こしてやるから。」
そう言ってぐっ、と肩を引き寄せられる
そして無理矢理、岡崎に膝枕される形となった
くっそー!!
も、めんどくせ、目を閉じよう
サラサラと頭を撫でられる
なんか、気持ちいいな・・・・
あ、眠っ・・・ーーー
